四年生大学を卒業して、エステティシャンとしてエステ会社に入社した私がエステ業界の闇をご紹介します。
もちろん全てのエステがブラックとは限りませんが、私が新卒で入社したエステ会社はとてつもなくブラックでした。
✓ この記事の内容
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エステ業界で働くメリット
肌や身体の仕組みについて詳しくなる
入社して、2週間はエステの用語や、身体の仕組み、施術をみっちり勉強させられます。
特にマッサージでは、全身のつぼの位置、どんな効果があるのかなども知ることができました。自分でフェイシャルマッサージや足のマッサージができるようになったのは、学べる機会があって、よかったです。
練習でマッサージをしてもらえる機会があったので、その点は魅力の1つかもしれないです。
エステティシャンだからといって、資格を持っている、取らないといけないというわけではないです。
自分でエステ機材を使うことができる
お店が閉店してから、好きな機材を使うことができるのはエステで働いている特権です。
私はとく、毛穴吸引の機械を使っていました。
脱毛のサロンでも、閉店後に自分で機材を使うことができると聞いたことがあります。
無料で脱毛できちゃうのは魅力的ですね。
化粧品をもらうことができる
私のエステの会社は自社で化粧品も開発していたので、サロンには販売用の化粧品と施術に使う時用の化粧品がありました。
施術用の化粧品の管理をするのも新卒の仕事だったので、中途半端に残った化粧品などよく持ち帰って使っていました。
なので、化粧品を買わなくてよかったのも楽でした。
エステ業界で働くデメリット
給料が安い
エステ業界はどこも給料が非常に安いです!
私が新卒でもらっていた給料は手取り月18万ぐらいでした。
一人暮らしをしていたので、家賃を払ったり固定出費の支払いなどでいっぱいいっぱいでした。一年目はボーナスもない会社でした。
今思うと、ほんとよくこれで生活してたな〜と思いますよね。
絶望的だったのが、5年先輩の給料がびっくりするぐらい低かったのを聞いて転職を考えました。。。業界的にそんなに稼げないです!
勤務時間が長い
勤怠は、シフト制になってます。
早番、遅番と別れていますが、実質出勤する時間が早いか、遅いかだけで帰れる時間はどちらも同じでした。(;_;)
予約状況によっても左右されるので、あまりに予約がないと早番は定時に帰れるといった感じです。
が、先輩が怖すぎて自ら帰ります。なんて死んでも言えませんでした。
結局労働時間がめちゃめちゃ長いです。
早番は9時出勤で閉店して片付けやら、何やらしてたら12時回るのは当たり前です。
休憩は、お客さんがいない時間を見つけてとりますが、混んでいると休みなんてありません。
お昼ご飯を食べる時間もないことも多かったり、トイレにいく時間がなくて膀胱炎になってしまう同期も何人かいました。
かなりの激務です!
休みが少ない
シフト制で月7日は休みというのが一応決まっていますが、予約状況によっては前日に出勤してと言われることも多々あります。
なので、実質月5日ぐらいの休みでした。
もちろん土日休みをもらえることなんて、一年目の社員はなかなかなかったので友達と遊ぶこともあまりできませんでした。
年末年始の休みは3日間だけです!
これ、普通です。
店舗売り上げが達成しないと、化粧品を買わされる
化粧品を売ったり、施術のコースをどれだけ売れたかで、毎月店舗の売り上げを計算します。
店舗の売り上げが達成していないと、化粧品を買わされる!!毎月、月末の締め作業になると恐怖の時間でした。
先輩社員は、店舗の売り上げ達成のために3万円もする化粧水などを売るために友達に一斉に電話をかける光景は凄まじかったです!!
給料少ないのに、3万もする化粧品買わされたらまじで生活できないですよね。
ネイル、マツエクができない
ネイルは、お客様の肌を直接触るのでもちろんNGです。
マツエクは、自分たちの顔を使ってオイルマッサージやクレンジングの練習を行うので、NGでした。
研修の時に、マツエクをつけてきていた子が、先輩にハサミで切られている光景は、かなり衝撃的でした。
私は学生時代からずっとマツエク生活していたので、まさかエステに入社してマツエクを取らないといけないと思っておらず結構ショックでした。
女社会のため、いじめがある
女しかいない社会は本当に大変です。
かなりギスギスしています。
いじめがあるというのは日常茶飯事です。
心が強くないとできない仕事です。
エステ業界で働くということ、まとめ
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メリットよりもデメリットの方が大きいです。
疲労とストレスで鬱になってしまい、退職してしまった同期もいました。
先輩社員も含め、仕事が大変すぎてエステティシャンなのに、みんな肌荒れがひどかったです。
エステで働く魅力もありますが、働く会社をしっかり見極めないとかなり大変な労働環境なので、気をつけてください!