読書の秋ですね
読書ははじめは継続が難しく、継続することが苦痛で苦痛でたまらなくなることがあると思います。
その先は、偉人たちが残した沢山のノウハウ、教えを吸収していくことが楽しくなってくると思います。
今回は第四弾となります。
第三弾はこちら
✓ 今回ご紹介する本
本は読んだら終わりではなく
『何に活かすか』『何をするか』のネクストアクションの方が大事だと思ってます。
一冊読んだら最低1つは実行できることを決めて『まずはやってみる』をしてみましょう。
ジャック ウェルチ リーダーシップ4つの条件
著者:ジェフェリー・A・クレイムズ
圧倒的良書です
GEの4E
・Energy |
仕事を成し遂げる情熱を持つ |
・Energize |
組織の精神に自身を植え付けろ |
・Edge |
厳しい決断にもひるむな |
・Execute |
場外ホームランをかっ飛ばす実行力 |
【概要】
GEは人材育成に1000億円を毎年かけていて、ウェルチは「GEで一番素晴らしいものは人材」だと豪語している程である。
GEほどの巨大企業をグローバル経済に対応させるには、優秀な人材が多数必要でその育成システムへのこだわりがすさまじい。
またウェルチは官僚的組織を嫌い、常に時代の変化に素早く対応することと複雑よりシンプルにこだわっている
「一番か二番になれないものは撤退」
があり、これはGEが勝てる分野以外はどんどんなくす「集中と選択」の考え方である。
(GEの人材育成のすごさ)
CEO争いに負けた人達を中心にGE出身者がアメリカの他企業のCEOになる、ということ。その数はマッキンゼーと競うほど。
企業理念に不満な人は厳しく対応されるということ
どんなに優秀で成果を出しても下から2番目
結果を残している人でも企業理念に沿った行動が出来ていないのであればそれは評価されない。
それよりも企業理念に合致しているが中々結果の出ない人材の方が今後教育が可能と言う事で高くランク付けされる
ジェフリー・A.クレイムズ/ジェネックスパートナーズ ダイヤモンド社 2005年11月
『ジャック ウェルチ リーダーシップ4つの条件』を読んで明日から実践できること
■部下との対話に関して
- 今後12ヶ月で、何を達成したいか。今後数年間で何を達成したいのか
- 達成したい目標の中で組織に何か役立つものがあるか、どのような障害が、あなたの全身を妨げるのか
- 自分の目標を達成する上で、他に何をこの組織に求めたいか
- あなたの上司である、私があなたの邪魔をしている事はなにか
- あなたが失敗をしているパターンとはなにか、あなたと相談し、あなたを支援するべきだと察知するためにはどのような兆候に気を配っていればよいか
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『最強の営業戦略』~ 企業成長をドライブするマーケティング理論と実践の仕掛け
著者:A.T. カーニー パートナー 栗谷 仁
【概要】
営業に関し多くの企業は共通の課題や疑問を持っている。
- そもそも自社の営業活動は何を目標とすべきか
- 御用聞き営業でない、付加価値のある営業活動はどうあるべきか
- いつも同じ製品説明に終始しているが顧客の課題解決型の提案営業はできているのか
- 営業段階で特注や過剰な仕様・サービスが決められてコスト高になっている。または価格が高止まりして競争力がなくなっている
- 大口顧客と契約できたが、結果的に利益がとれず赤字受注になっている
- 営業からの発注量予測が不十分
- 行きやすい既存顧客ばかりに行っているようだがこれで売上はあがるのだろうか
- 実際に売上と直結するような顧客との商談はどの程度行っているのか
これらの課題解決には、もぐら叩き的な現象面のみへの対応がなされがちである。しかし、根本原因を考え、本質的な課題の要因を明確化しなければ、真の解決と営業力強化に繋げることは難しい。
営業部門が”問題解決スキル”と”戦略リテラシー”を備えることが求められる。 |
『最強の営業戦略~ 企業成長をドライブするマーケティング理論と実践の仕掛け』を読んで明日から実践できること
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スケジューリング、プランニングはどれだけやっても足りない
価格設定の仕方から資料作成の方法など、
多数の図とロジックを持っての説明は非常にコンサルチックである、という印象を持ちました。
どの章でも共通して、スケジューリング、プランニング建ての重要性を説いていた様に思います。
どれだけ深く考え、壁打ちが出来ているかは非常に大事
もし、マネジメントするメンバーがいるなら全てのメンバーと月初のプランニングとの乖離、再構築の会話量を増やす。
”確認していない”&”思考停止”に陥ってしまっている可能性を疑う
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外資系エリートのシンプルな伝え方
著者:澤圓
【概要】 <心構え、大前提>
- 自分がどういう人間か、周りからどう見えるか、将来どうしたいか、まずは棚卸し
- 自分の得意技を伸ばす。得意技は、他者に貢献出来ているかどうか
- 出来た理由を言葉にして、自分に教えてみる
- 自分と相手以外に、第三極=仮想の人物を意識して話す。
→伝言でも伝わる分かりやすい言い方を意識できる。
- 目標をシンプルにする。カルロス・ゴーンの日産180の例
- 言語化するときは
①箇条書きできるほど短縮する ②本質を表す言葉に落としこむ ③第三極の視点を取り入れる
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<メール>
- メールは三種類
①事実、状況の説明 ②了解、了承を得る。 ③依頼、要請をする。
- 件名はとことん具体的に
【ご相談】【ご報告】【お願い】など。
- どうして欲しいのかを真っ先に書く。
- 事実と意見を分けて書く。
- 数字は小数点1桁まで書く。
- 否定的な話、裏話はメールでしない。
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<その他>
- チャットを有効活用しよう
- ビル・ゲイツは、年に2回Think Weekをとっている。
- この場、この時間は二度とないと認識すること。
- 反対意見を受けたら、一度質問する。
- 相手の話を単純化し理解を高め、指し手と相槌で発言時間を調整し会話の流れを意識して笑いをとる。
- すごく、たくさん、みんな、は曖昧な表現で信頼性に欠ける印象をあたえる。
- 比喩表現を使って印象に残す。
- 手のホームポジションを決めておく。
- 聴衆の中に、プレゼンターの失敗を望む人はいない。
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『外資系エリートのシンプルな伝え方 』を読んで明日から実践できること
簡単なようで難しいこと、相手にシンプルに分かりやすく伝える
メンバーへ伝える言葉をシンプルに磨いて伝える
テレアポの鉄則!売り上げを3倍以上にする電話営業術
著者:北原千園実
営業は全てのコミュニケーションの基本ですからね、全く関係の無い職能の方でも覚えておいて損の無い内容になっています。
【概要】
- まず基本として、その他大勢の営業と差別化して選んでもらう必要がある。
- 電話営業は、電話が普及し始めた1960年代に、広大な国土をもつアメリカで生まれた
- 日本で電話営業が導入されたのは、1970年代から。
- 心構え→先入観を捨てる、断られるほど成功率が上がる、1本1本が新たな出会いと考える。
- 商品を売るのではなく、商品がもたらす可能性を売る。
- お客様は自分の鏡である。
- 何よりもまず心の姿勢が大事。
- 相槌をトレーニングする
- いきなり商品説明しない、興味があるか聞かない、揺さぶりを与える。
- アポトークの後に追求トークをして、ヒソヒソ話をする。
- ご存知かと思いますが…で興味をひく。
- 質問には質問で返す。
- 電話営業マンは
・フィーリングタイプ ・アクティブタイプ ・ロジカルタイプ
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『テレアポの鉄則!売り上げを3倍以上にする電話営業術』を読んで明日から実践できること
簡単なようで非常に難しい。
相手を不快にさせてしまうリスクも はらんでいるそんな中自分の理解も 深め相手の自身の理解も深めることが出来
最良の方法である
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日本の論点 2015~2016
著者:大前研一
4年も前の本にも関わらず金言が多い
ぜひ、読んでおきたい一冊
物事を思考するには『今』を理解することが1番大事であり、1番難しい
【概要】
日本という国
【概要】
- 日本の論点を絞るならば、約1,000兆円を超える巨大な国家債務である。
- 地方創生は、人気取りの為のバラマキでしかない。
- 1,000兆円は国民ひとりあたり1,000万円の借金があるということ
- 就業人口は毎年80万人ずつ減っていくところを、リタイアを引き伸ばして30~40万人マイナスにとどめている。
- 超倹約、超増税が必要だが、それを真正面から訴える政治家はほとんど選ばれない。
- 通勤時間を価値換算する。片道45分の通勤を40年続けたとき、時給3,000円換算すると約4,000万円になる
- ソニーは出井社長、ストリンガーの頃から迷走
- 毎年50万人ずつ労働者が減る日本は、GDP50万人分を毎年補い続けなければならない
- グリーンカード制を導入し、優秀な人材を見極めて移民を受け入れていくべき
- 日本の政治家はディベートのトレーニングが足りないから失言する。
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アジアの隣国
【概要】
- 日本の論点を絞るならば、約1,000兆円を超える巨大な国家債務である。
- 地方創生は、人気取りの為のバラマキでしかない。
- 1,000兆円は国民ひとりあたり1,000万円の借金があるということ
- 就業人口は毎年80万人ずつ減っていくところを、リタイアを引き伸ばして30~40万人マイナスにとどめている。
- 超倹約、超増税が必要だが、それを真正面から訴える政治家はほとんど選ばれない。
- マレーシアの首相マハティールは、政治家として何がやりたいのか聞くと、明快に答えが返って来た。
- マハティールに対しては、中国が目覚める将来を見越しての助言をした
- リー・クアンユーは製造業にこだわったが、結局は失敗した
- 企業参謀を出したのは30歳過ぎのとき
- 参謀五戒。
①イフという言葉に対する恐れを捨てる。 ②完全主義を捨てる。 ③KFSに徹底的に挑戦する。 ④制約条件に制約されるな。 ⑤記憶に頼らず分析を。
- 中国より台湾の方が経済状態は良い
- 中国はバブル崩壊直前
- 韓国はサムスン電子がこけたら他も全部こけた
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日本と世界との差
【概要】
- 日本の論点を絞るならば、約1,000兆円を超える巨大な国家債務である。
- 地方創生は、人気取りの為のバラマキでしかない。
- 1,000兆円は国民ひとりあたり1,000万円の借金があるということ
- 就業人口は毎年80万人ずつ減っていくところを、リタイアを引き伸ばして30~40万人マイナスにとどめている。
- 超倹約、超増税が必要だが、それを真正面から訴える政治家はほとんど選ばれない。
- マレーシアの首相マハティールは、政治家として何がやりたいのか聞くと、明快に答えが返って来た。
- 日本の管理職の給与は低く、マッキンゼーではディレクター以上は引き抜かれないように給与体系を良くしていた。
- 優秀な人材を確保、また呼びこむ為にマネージャー以上の報酬を高くするのがアメリカ企業の常道。サムスンは年収3億、4億がざらにいる
- 日本では年収1,800万円以上を超えると限界税率が急激に上がる事もあり、年収を是正するインセンティブがあまりない
- 現地で採用した子会社のトップの方が、日本の社長より給料が高いケースがよくあり、トラブルになる為ヘッドハンターが紹介したがらない
- 世界で繁栄しているのは新しいものを創りだした人であり、企業。過去の成功に引きずられ、従来にしがみついていれば衰えていく。
→サムスン、フィリップス、GEが良い例
- 創業233年の武田薬品工業は、創業家出身の社長だったが、7代目の武田國男氏がいまの長谷川社長を指名し、今度はクリストフ・ウェバー氏が社長に
- 大前研一さんは、RSSを活用し、毎週3,500本の記事を呼んでいる。食べ物と同じくらいの投資を情報にすべき
- 原発は輸出産業として育てるべき
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『日本の論点 2015~2016』を読んで明日から実践できること
情報収集を他社よりも圧倒的に行い、その 上で代替案も考えるこれが出来るかで どんどん差が生まれる
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